前回の記事では保存療法をしばらく続けてみたけど期待していた効果が得られなかったところまで書きました。
今日は保存療法を諦め、長期入院覚悟で手術を受けることにした話を書いていこうと思います。
過去記事で書いたように私の場合は腱板断裂の手術を受けた後の過程が健常者より厄介になるということでいよいよ限界がくるまでは手術は避けたかったのですが、肩の痛みは増すばかりで可動域もどんどん狭くなり、夜間痛でずっと寝不足が続いていて常に体調不良状態だったある朝、急に「もう手術を受けよう」という結論に心のメーターが全振りしました。
今回のことに限らず、私の場合は何かを決断するときって悩みに悩んで徐々に1つの結論に寄っていくわけじゃなくて、ある日突然ふと右か左か、上か下かにメーターが振り切れてしまうようです。笑
会社の上司には腱板断裂の診断を受けたときからこまめに現状と今後の治療方針は報告していてとても親身に相談に乗っていただき、ご理解いただいていたのですが、手術を受けることを報告したときもいろいろな制度を繋ぎ合わせて極力退職せざるを得なくなるまでの期間を先延ばしにする方法を考えてくださいました。なので今現在、この記事を書いている時点(7月3日)では病気休暇扱いで休職していることになり、会社にはまだ籍はある状態です。
手術を受けるには再度、専門医のいる総合病院に紹介状を書いてもらわなくてはならず、3月半ばにその病院の外来を受診したのですが、手術のスケジュールがぎっしり埋まっていて私の順番がまわってくるのは最短でも5月の半ばになると言われました…
近年の病院(特に大きな総合病院)は1つの科でも部位や病名によって細分化されていて、例えば整形では膝専門医、肩専門医、股関節専門医等に分かれているので病棟のベッドに空きがあったとしても肩疾患の患者さんの受け入れキャパは決まっていて、ある程度今の肩疾患の患者さんが退院して余裕ができるまでは次の肩疾患の患者さんは入院、手術を待たされるようです。
手術は2ヶ月先になるという事実を聞かされて多少闘病生活に挑むテンションが下がったんですが、ここで断って先延ばしにしても意味がないので入院と手術の予約をしてきました。
入院まではまたしばらくリハビリに通って騙し騙しの治療を続けることになったのですが、手術することに決めたからにはどうにも真剣にリハビリに取り組む気力がなくなってしまい、週2で通っていたのを週1に減らしてしまいました。(3月の北海道はまだまだ雪が積もっていて、病院の玄関の近くの駐車場が空いていなければ遠い場所から車椅子を漕いでいかねばならず、雪でモコモコの路面を進むのが辛かったというのが一番の理由です。笑)
こんな感じでリハビリ行ったり行かなかったりの生活をしていていよいよ4月末。今年のGWは10連休でしたね。連休が明けたら数日後には入院ということで身体の自由が利かなくなる前の最後の足掻きってことでしばらく食べられなくなるラーメンや焼肉を食べに行ったり、釣りに行ったりしました。(行って帰ってきては行き先や同行するメンバーを変えてまた行って…計5日間以上は海にいたんじゃないでしょうか。とはいえ肩がこんな状態だからまともに竿なんて振れるわけもなく、全然飛ばせないし痛み止め常備…笑)
思い残すことはないというぐらいGWを満喫して休み明け2日だけ出社していよいよ入院となりました。いろいろ入院準備があったので会社は入院日より2日前から休職に入らせてもらいました。
次回からいよいよ入院生活について書いていこうと思います。
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